今回は僕の中学生時代の筋トレについてお話しします。
僕は中学1年の後半から筋トレを始め、そこからアラサーの現在までおおよそ20年筋トレしています。
もともと運動やスポーツが得意というわけではなく、むしろ苦手なタイプで外で走り回って遊ぶよりも部屋の中でゲームするのが好きな少年でした。学校から帰宅したら速攻でドラクエ7とか鬼武者やってましたからね。
そんなゲーム好きな中学生が筋トレに目覚め鍛えたところ、それまで体つきについて何も言われなかったのに鍛え始めて半年経ったあたりから急に筋肉について触れられる機会が多くなりました。
特に印象的だったのが体育の授業で着替える時。周囲のリアクションが明らかに異なったんですね。
服を脱いだ時、「ちょ、胸の筋肉ついてね?」ってクラスの男子によく言われる様になり、自分でもその成長にびっくりしました。
もちろん中学生で成長期ということもあるのである意味人生で一番有利なタイミングだからこその結果だと思うんですけど、「筋トレ初心者がどの様にして筋肉をつけることができたのか?」という経験談はなかなか成果が出ないと感じている方のモチベアップや参考になる部分もあるかと思います。
なので今回はそのあたりを詳しく紹介していこうかと思います。
あと注意点として、当時と今とでは行なっている筋トレ内容は全く異なります。
僕の現在の筋トレは自重のみですし、このブログで紹介する筋トレも自重です。
ただ当時は「筋トレ=ウェイト使うもの」というふうに捉え、自重はそれができない場合の代替手段という考えでした。
他にも現在と違うところはたくさんありますが当時の僕はこれがベストだと思ってやっていたわけですし、「人間歳を重ねれば考え方変わるよねウンウン」ってな感じでご覧いただければなと思います。
道具は10キロダンベル1セットのみ
「筋トレを始めよう!」と思ったのはいいのですが、道具が何もなかったのでとりあえず親におねだりして重量調節可能の10キロダンベル1セットを購入。
片方のダンベルのプレートを全て外してもう片方につけることで片腕のみ最大20キロ近くまで重量を作ることができました。それが中学生時代の僕のトレーニング環境です。
今の感覚からすると10キロのダンベルセットはかなり軽いという印象なんですが当時の僕には結構重く、カールするだけでも2〜3レップがやっとというところでした。なので負荷としては特に不十分を感じてはいなかったです。
そのダンベルを使ってカールしたりショルダープレスしたり、ワンアームダンベルロウなどを好んでやっていました。脚の筋トレは両手にダンベルを持ってランジ、スクワットですね。
あと、なんとかしてベンチプレスを行いたいという気持ちがあったので、それを実現するために背もたれのない椅子に背中をつけてベンチプレスの姿勢をとり、ダンベルベンチプレスやフライを行なっていました。
このあたりから「必要最低限の環境でも工夫次第でなんとかなる」という精神が育まれたのかと思います。
もちろん自重系の種目もやってて、特に腕立て伏せは胸の筋トレ日にはほぼ毎回やっていました。
ただ、懸垂はやってなかったです。理由はぶら下がる場所がなかったから。中学生時代の背中の筋トレはダンベルロウがメイン種目でした。
各部位それぞれ週に1回鍛える
筋トレの頻度に関しては筋トレ雑誌のパクリそのまんまです。
当時僕が参考にしていた筋トレ雑誌に「マッスル&フィットネス」というのがあったんですね。これを毎月欠かさず読んで勉強していました。
で、これに紹介されているトレーニング頻度のほとんどが、各部位あたり週1回ペースで鍛えるというものでした。具体的にいうと以下の様な感じです。
月曜日 胸 上腕三頭筋
火曜日 背中 上腕二頭筋
水曜日 休み
木曜日 脚
金曜日 肩 腹筋
土曜日 休み
日曜日 休み
実はこのように各部位あたり週1ペースで鍛えるというのは、ステロイドユーザーには効果的だけどナチュラルで鍛える人にはあまり効率がよくないと言われているんですね。
ナチュラルは各部位あたり最低でも週2回以上鍛え方がいいと言われています。この理由について話すと長くなるのでそれについては以下の動画から確認お願いします。
当時中学生の僕は雑誌や本で紹介されているものは正しいという考えでした。「疑う」ということを知らなかったんですね。
ただ、各部位あたり週に1回でも筋肉は発達していきましたし、実際僕は完全自重筋トレに切り替える前までは各部位あたり週1で鍛えていたので、全く効果がない方法というわけではないです。
それに当時は成長期真っ盛りなので、ぶっちゃけどんな鍛え方してもそれなりに成果は出たんじゃないかと思います。成長期パワーすげぇ!
しっかり3食&トレ後は豆乳
朝昼晩としっかり3食。給食は残さずしっかり食べる。
そしてちょっとタンパク質を意識して食べるという感じです。ゆで卵やツナ缶を追加で食べたりしていました。
その中でも他とは違う特別なことといえば、「筋トレした後に豆乳を1リットル近く飲む」ということです。
これでタンパク質と糖質を大量に摂取したのが筋肉の成長に貢献したんじゃないかと思います。
ただ、豆乳に含まれるイソフラボンは女性ホルモンに似た作用をもたらすとも言われているので飲みすぎるのはあまり良くないと思います。
この豆乳生活は多分半年くらい続いたのですが、プロテインの方がコスパが優れていると気づきそれ以降は豆乳ではなくプロテインを飲む様になりました。
ちなみに今現在はプロテインは飲んでません。豆乳は月に2~3回200mlのを飲むかどうかです。納豆はよく食べます。
体育の先生(ハンドボール部顧問)に胸を揉まれる
文字だけ見るとかなり危ない感じしますよね。18禁というか、BL…ガチムチな何かを連想してしまいそうです。
これ、どういうことかというと、僕の胸の発育(この表現も危ないw)に気づいた当時の体育の先生が「お、体鍛えてんのか?」的なノリで胸を突いてきたんですよ。
そしたら「おお、すげぇすげぇ」とか言いつつとびきりの笑顔で今度は僕の胸をガッと揉んできたんですよ。
いやー、もうね。
「ッアーーー!!!」
ですよね。
もちろん先生も冗談でやってますし、笑いもそれなりに起きたのでむしろ美味しいって感じでした。
で、変な話ですけど、この「先生にいじられる」というのが僕の中でかなりの自信につながりました。「体育の先生にいじられるくらいにまで筋肉が成長したんだな」と。
もちろん同級生や友達からの声も自信にはなったのですが、大人に言われる、まして先生という立場の人から言われるのは認められた感じがしてとても嬉しかったです。
あと、今現在の教育現場で先生がこれやるとどうなるんですかね?処分されちゃうのかな?それはそれで堅苦しい感じがしてなんか面白くないですね。
まとめ 「健康あってこその筋肉」という軸は当時から
僕が中学生の頃(2000年代初頭)は今の様にネットですぐ調べられるという環境ではなく、情報は全て本や雑誌から得ていました。
また、僕の周囲に筋トレしている人はいなかったので、全て独学で自分の体を実験台にしながらやっていました。
あと、先ほども紹介しましたが当時は本に載っているものは全て正しいと思っていたので、書いてあることを鵜呑みにしてしまうということもよくありました。
まぁ、中学生ですしね。疑うということを知らない純粋な少年だったわけです。
ステロイドに関しても「グラップラー刃牙」という漫画でジャックハンマーが使ってヤバいことになるという知識しかなかったです。
ただ、ステロイドそのものは健康に良くないということは把握していましたし、「健康あってこその筋肉」という軸の部分はその時から持っていました。
鍛え方や食事面に関しては当時と今とでは全然違いますが、このあたりの軸の部分は中学生の頃からずっと変わってないですね。
その軸をぶらさずにここまで鍛えた自分を褒めて大胸筋を揉んでやりたいくらいですw