筋トレを始めようと思っているんだけど、ジムと自宅どっちで鍛えたほうがいいの?
初心者の自分に向いているのはどれだろう?
選ぶ基準とか指針があれば知りたいな。
そしてできればどちらも経験したことある人の意見を聞いて選びたい。
と、このように考えていませんか?
今回はそんなあたなに向けて、「ジムと自宅どちらで鍛えたほうがいいのか?」をテーマに以下の内容で解説します。
・ジムと自宅どっちがいい?両方の経験者が語る本音とは⁉︎ ・【ジムVS自宅】メリットとデメリットで決めてみる ・まとめ:ジムも自宅も継続しなきゃ筋トレ効果はない
この記事を書いている僕は現在筋トレ歴約16年。
こんな感じで自宅メインで鍛えているホームトレーニーです。

今はほとんど自宅でしか鍛えていないですが、一時期(1年くらい)ジムも活用していました。
なので両方の特徴やメリットとデメリットもそれなりに把握しています。
この記事を読むことで、「ジムか自宅、どちらが良いのか?」に対する選ぶ基準や指針がわかります。もう迷うことがなくなるはずです。
ジムと自宅どっちがいい?両方の経験者が語る本音とは⁉︎

先に結論から述べます。
最初は自宅で鍛えましょう。
ジムはそのあと余裕があればで全然構わないです。
以下、その理由を解説します。
初心者は自宅で筋トレの習慣化を最優先せよ
これから筋トレを始めるなら、まず最初は自宅で行うのをオススメします。
自宅の方が継続しやすいですし、途中でやめてしまうリスクがジムよりも低いからです。
その結果筋トレが習慣化し、筋力がつき体型が変化したりといった成長を実感できるようになります。
当然ですが自宅での筋トレは家にさえいればすぐできます。
着替えを気にする必要もなくサクッと手軽にスタートできます。
仕事終わって帰宅したらすぐスタートできるのも魅力です。
しかし、ジムの場合だと最初に「ジムに行く」というハードルがあります。
着替えを準備する、シューズを履くなどの工程がありますし、天候が悪いと外出する気さえ失せることもあるでしょう。
ジムで鍛えるにはそういったハードルを乗り越える必要があります。
自宅だとそのようなハードルがないぶん行動に移しやすく、ジムに比べ筋トレを継続するのが比較的簡単になります。
もちろん自宅だからといって継続できる保証はどこにもないです。
テレビ、ゲーム、座り心地の良いソファ、スマホ。
そういった誘惑に打ち勝つ必要があるのでそれらへの対策も必要になります。
でもそれってジム通いも同じですよね。
出かける前についソファに腰掛けてSNSをチェックしているうちに1時間と過ぎてしまい、「うん、今日はジム休もう」というのは普通にありえることです。
このようにどちらも筋トレを継続できる保証はないですが、自宅の方がすぐその場でできるぶん継続しやすいのは確かです。
それに筋トレは内容よりも継続の方が大事です。
継続して初めて効果が現れ、目に見える体型の変化や筋力アップを実感できます。
なので、いかに習慣化させるかに力を注いだ方がいいです。
そのためにも最初は自宅で鍛える事から始め、筋トレを習慣化させるのを目指しましょう。
ジムに通うタイミングと目的
ジムに通うのは自宅での筋トレが習慣化できてからで構いません。
先ほども紹介しましたが、ジムに通うのは自宅で鍛えるのよりもハードルが高く挫折しやすいです。
しかしすでに筋トレを行う習慣化ができていれば、ここに新たに「通う」というハードルを加えても最初の頃よりは抵抗を感じにくくなってるはずです。
このように少しずつハードルを加えるのが習慣化のコツです。
そしてジムに通う目的もしっかりと把握していた方がいいです。
筋トレする目的が「運動不足解消の人」と「ボディビル大会優勝の人」とでは明らかにそこにかける情熱、時間、払える犠牲に大きな違いが生じます。
運動不足解消程度なら、自宅で行う自分の体重のみでの腕立て伏せやスクワットでも十分でしょう。
なるべく手間とお金をかけずに運動不足を解消させたいなら自宅で鍛えるのがベストな選択です。
しかし、大会優勝が目的となると話は違ってきます。
ポージングや食事面の指導を受けたり、自宅では扱えないようなウェイトでガンガン鍛える必要も出てきます。
そういったことをせず一人自宅での筋トレのみで大会優勝を狙うことも可能かもしれませんが、設備面でかなり不利な戦いを強いられるのは必至です。
このように筋トレを行う目的をハッキリさせ、それを達成するのにジムが必要かどうかを考える必要があります。
でないと会費だけ払って幽霊会員と化してしまい、ジム側にとっての優良顧客になる恐れがあるので。
とは言ってもジムでの出会いや雰囲気を楽しむとかであれば、健康維持程度でもジムを利用する価値は十分あると思います。
筋トレのためだけにジムに行くのではなく、コミュニケーションの場としても活用する場合ですね。
まぁ、ガチで鍛えている人ほど出会いや雰囲気はあまり気にしていなく、「自分が理想とする筋トレができるかどうか」しか考えていないんですけど。
【ジムVS自宅】メリットとデメリットで決めてみる

ジムでの筋トレと自宅での筋トレにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
ここでは両方を実践して感じたメリットとデメリットを紹介します。
ジムのメリットとデメリット
ジムのメリットは以下の通りです。
・様々なマシンやウェイトが使える ・助けを求められる ・指導を受けられる ・会費を払うことでモチベアップになることも
ジムには自宅では揃えるのが難しい本格的なマシンや高重量のバーベルやダンベルなどが揃っています。
これらを使って様々なトレーニングができるのが一番のメリットと言えます。
高重量のデッドリフトやスクワットはジムじゃなければ難しいです。
あと、周囲に人がいるので何かあった場合に助けを求められるのもジムならではです。
自宅でベンチプレスして潰れてしまい、胸にのしかかるバーベルから脱出するのに死ぬ思いをするなんて嫌ですよね。
ジムなら補助をお願いすることも可能なので、自宅に比べ積極的に高重量に挑みやすいです。
そしてほとんどのジムには指導者がいます。
マシンの使い方やフォームの確認などの指導を施してもらえれば、一人でトレーニングするよりも効果のあるトレーニングを行うことが期待できます。
右も左もわからない初心者には一番嬉しい部分ではないでしょうか。
ただ、優秀な指導者に当たるかどうかは運ゲーみたいなところがあります。
なので、指導者の評価や他の人への接客態度を見てからお願いしたほうが無難かと思います。
会費に関してはデメリットでもあるのですが、支払うことで元を取り返す意識が湧き、それがモチベーションとなることもあります。
「身銭を切るので真剣になる」ってやつですね。
そしてジムのデメリットは以下の通り。
・通うまでが面倒で時間かかる ・会費を払わなければならない ・使いたいマシンに先客がいる ・話しかけられることがある
通うまでが面倒
これは僕が感じるジムの一番のデメリットです。
自宅から徒歩10分のところや通勤通学ルート上にあればまだマシですが、そうでない場合は行くだけで面倒に感じてしまうこともあるでしょう。
この「通う」というハードルがあるので、そこを乗り越えるまでが大変かと。
これから筋トレを始める人にとっては筋トレそのものもハードルなので、それが2つになるのは正直厳しい。
飛び越えるハードルの数は少なく、難易度は低いほうが継続させる上ですごく重要です。
あと会費もやはりデメリットかと。
僕が利用していた公共のジムは1回100円(町民以外は200円)で利用できました。
しかし民間のジムは1回ごとではなく、月々の会費1万円前後を支払うシステムのが多いと思います。
一度会費を支払えばサービス受け放題のやりたい放題は魅力ですし、メリットのところで述べたよにお金を支払うことでやる気につながる場合もあります。
ただそうでない場合、無駄なお金を支払い続けることになりかねないので注意です。
まぁジム側にとっての優良顧客でいたいなら、会費だけ払って一切通わないのがベストなんですけどね(苦笑)
他のデメリットとしてはやはり多くの人が利用する場ですので、自分が使いたい器具やマシンがすでに使われている場合があるということでしょうか。
そこらへんはコミュニケーションをうまく取ってお互い気持ちよく利用すればいいですが、できればそんな手間を掛けずに好きなように鍛えたいというのが正直なところ。
笑顔で「どうぞお先に」と言いつつ、心の中では「さっさと済ませろよッッ!」となったのはここだけのお話です。
あとレアケースではありますが、筋トレ中に話しかけられることがあります。
「いい筋肉してるね、ナイス!」と筋肉を褒められたので僕はやる気が出ましたが、集中力が切れてしまう人もいることでしょう。
また、ちょっと受け答えしただけで無駄なおしゃべりに付き合わされることもあります。
コミュニケーションの一環として迷惑にならない程度の雑談はいいと思いますが、ジムは筋トレする場所でありおしゃべりする場所じゃありません。
どうしても声かけられるのが嫌なら、対策としてイヤホンをするのをオススメします。
自宅のメリットとデメリット
自宅で鍛えるメリットは以下の通りです。
・すぐ鍛えることができる ・自分の好きなように鍛えることができる ・黙々と一人で集中しやすい ・会費ゼロ ・自重メインなら器具すらいらない
「すぐ鍛えることができる」これはかなり大きなメリットだと僕は感じています。
鍛えたいと思った瞬間できますし、着替えや靴を準備する必要すらない。
外の天気が雨だろうがなんだろうが関係なしです。
筋トレを行うまでのハードルが低いので継続もしやすいのが嬉しいですね。
そして自宅なので自分の好きなように鍛えることができます。
ジムのように器具が他の人に使われているという事態もないです。
服装も自由。裸でも問題ないですし、近所迷惑じゃなければ大声出すのもアリ。
誰にも邪魔されず一人で黙々と集中できるのも自宅だからこそですよね。
ただし、急な来客や宅配便の受け取りによって邪魔されることはあります。
こればかりは仕方ないですね。
僕はパンツ一枚で筋トレしていた時に宅配便が来て慌てふためいたことがあるので、それ以来最低でもズボンは履くようにしています。
そして当然ですが金銭面はジムに比べはるかに安く済みます。
ウェイトで鍛えるならバーベルやベンチなど初期投資が必要ですが、長い目で見ればジム会費よりも安く済みます。
しかも現在の僕のように自分の体重しか使わない筋トレであればそれこそ費用ゼロです。
懸垂するのにぶら下がる環境が必要なので場合によっては懸垂スタンドの購入が必要ですが、鉄棒のある公園が自宅周辺にあればそこを利用すれば問題なし。
お金をほとんどかけずに筋トレしたいなら自宅一択です。
逆に自宅筋トレのデメリットは以下の通り。
・器具を設置するスペースが必要 ・器具を揃える場合は初期投資が必要 ・高重量を使うのは難しい ・ベンチプレスで潰れても助けてもらえない ・指導者がいない
自宅でウェイトなどの器具を使って鍛える場合、その器具の置き場所に困ります。
ダンベルは小さいのでまだなんとかなりますが、特にバーベルとベンチは大きいので置き場所に困ります。
それに加え5キロ、10キロ、15キロと各種プレートともなると頭を悩ませること必至。
そしてそれらを揃えるには初期投資が必要になります。
揃える器具によって金額は様々ですが、各種ダンベルやバーベル、パワーラックなど本格的な器具となるとジム通い2~3年分くらいは掛かるかと。
でも長い目で見ればそれだけで済むのでメリットとも言えます。
もちろん器具によって価格はまちまちなので、安く済ませようと思ったら可能ではあります。
あと、いくら重いウェイトを準備したとしても、自宅で高重量を用いてトレーニングするのは危険です。
なぜなら、もし潰れてしまった場合に助ける人がいないから。
特にベンチプレスは危ないです。
上げるのに失敗したらベンチとバーベルに体が挟まった状態になるので大変危険です。
手が滑って首にでも落としたらと想像するとそれだけでゾッとします。
指導者がいないのも自宅筋トレのデメリットと言えます。
ジムならやり方を教えてもらえますが、自宅で一人でとなると自分で試行錯誤しながら技術を身につけるしかありません。
ただ、ど素人であるぶん変なクセがなく自然体に近い動きができますし、自分で試行錯誤して身につけたことはなかなか忘れません。
中途半端なトレーナーから変な技術教わるよりはかなりマシだと思います。
僕が筋トレを始めた頃(2003年くらい)は雑誌や本でしか学べませんでしたが、最近はネットで色々学べますしフォームも動画見ればすぐわかります。
これらを活用すれば一人で鍛えることは全然不可能じゃありません。
まとめ:ジムも自宅も継続しなきゃ筋トレ効果はない
「最初は自宅で鍛えましょう。ジムはそのあと余裕があればで全然構わないです」
と、冒頭で話した理由が少しはわかっていただけたでしょうか。
ただ、目標は人それぞれですし生活環境もまた人それぞれ。
自宅だとどうしてもダラけるので、身銭切ってケツに火をつけてジムに通うのが良いという人もいるでしょう。
地方に住んでてそもそもジムが自宅周辺にない人もいます。
そういう人は無理にジム行くよりも自宅で鍛えた方が続くかもしれません。
逆に通勤通学ルート上にジムがあって通いやすい環境の人もいます。
また、純粋にバーベルやダンベルを持ち上げるのが好きだという人もいます。
そういった人はより高重量を扱えるジムの方がいいでしょう。
自宅だと準備できる重量にどうしても限界がありますからね。
どちらにを選ぶにせよ筋トレで成果を出すには継続しなきゃいけません。
自分にとってどれが継続しやすいかを考えて選択し、目標や状況に応じて選ぶのが一番です。
そしてもちろん僕は圧倒的自宅筋トレ派です。
現在は自宅でできる自重筋トレしかしていないので、ジムを活用するメリットがないというのが主な理由です。
あと、片手での懸垂や腕立て伏せ、人間鯉のぼりを楽々こなすのが目標というのも理由です。
これらは別にジムで鍛えなくても達成可能です。